172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/06(木) 21:41:05.66 ID:fVSa5AKDO
さやか「初恋ロボはいやだぁ!!」
まどか「どうしたの、さやかちゃん!?」
時は流れ、今は放課後。
昼間には学校の近くで、何か騒ぎが起きたようだったが、生徒も先生もさして問題にするような事はなかった。
だから、というような理由ではないが、自分も気にすることはしなかったのだ。
さやか「いや、なんでもない・・・、なんか悪寒が走ってさ。」
まどか「気分悪いの?」
青ざめた顔をして震えているさやかに、心配してまどかは声をかける。
さやか「大丈夫、大丈夫。それに一応病院には行くからね。」
イタズラっぽい顔で笑う彼女の頬は隠しようがなく赤らんでおり、事情を知るまどかも思わず微笑ましくなった。
まどか「うん、じゃあ、今日は私一人でマミさんに着いていくよ。」
友の背中を押すことが、まどかは嬉しいと共に、なんだかこそばゆい気もする。
さやか「ごめん、勝手な事情で・・・。マミさんにはよろしく伝えといて。」
じゃっ、と軽く腕を挙げると元気よくさやかは走りだした。
すると、こちらを振り返り足踏みしながら彼女は大声でもう一度まどかに呼び掛けた。
さやか「変なドジしてマミさんに迷惑かけるんじゃないぞー!!」
まどか「もぅっ!そんなことしないもん!!」
憤慨してやり返すと、アハハと笑いながらさやかは、とうとう姿が見えなくなるまで走っていった。
それを見たまどかは、もう一度微笑むのだった。
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