188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/07(金) 21:48:11.79 ID:PQlt3vyDO
戦っているマミと、悩むさやか
そんな二人をただ見ているだけの自分
まどか「それが、嫌になって父に相談してみたんです。」
ある、家に帰りついた日のこと。最近、飼い始めた二匹の猫を、父親は庭でじゃれ尽かせていた。
その時に、ただなんとなく、誤魔化しながら聴いてみたのだ。
今、自分の近くで頑張っている人がいること。
その人の側にいることしかできない自分が嫌になっていること。
まどか「そしたら、こう言ってました。」
『見ていることしかできないなら、見届けてあげなさい。』
最初、その言葉にはなんの意味も見出だせなかった。
解決策でも、なんでもない。いつもと、変わらないじゃないかと。
まどか「でも、そういうことじゃなくて。」
ただ、コツコツと踵を鳴らしていたマミが足を止めた。
まどかは少し、面食らうも、マミがこちらに耳を傾けていることが分かり、話を続ける。
まどか「魔法少女になるだとかの前に、私がマミさんのために何ができるんだろうって、そう考えれば、父の話が理解できたんです。」
見届ける、それは、側にいるということで
まどか「私は、魔法少女になろうとか、たとえそんな気持じゃなくても、マミさんの側にいたいんです。」
友達としての、意思表示であった。
そして、その言葉に、マミは目を見開いた。
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