190:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/07(金) 22:34:28.05 ID:PQlt3vyDO
 マミ「おべん、とう?」 
  
  
 まどか「はい、朝に、その、ケンカをした後に忘れていったから届けに来たって、クロちゃんが・・・。」 
  
  
 会うにはあったが、お弁当は受け取っていなかった。  
 キュウべえから、彼が『目的は分からないが』こちらに向かっていると聞いて、実際に会って話かけられていた時も、頭の中に飛来する思いで、あんまり彼が何を言っているのか分からなかったから。  
  
  
 マミ「クロが、じゃあ、私・・・、なんてことを。」 
  
  
 胸に走った痛みに、マミは下唇を強く噛んだ。 
  
  
 機械が、心がない存在が・・・、そんな優しさを見せてくれる訳がなかった。  
 自分は、とんでもない勘違いから、彼を傷付ける言葉をぶつけてしまったのだ。  
  
  
 まどか「マミさん・・・。」 
  
  
 全てを理解できた訳ではないが、なんとなく事情を察することはできた。   
  
  
 まどか「また、ケンカしちゃったんですか?」 
  
  
 力なく、マミは頷いた。  
  
  
 まどか「なら、ご飯は皆で食べましょう。その時に、ちゃんと謝ればいいじゃないですか。」 
  
  
 軽い調子で言う、しかし、まどかにはクロが許してくれるであろうことも分かっていた。それは、多少の嫌がらせは受けるかもしれないが。  
  
  
 だって 
  
  
 まどか「クロちゃんだって、マミさんの友達じゃないですか。」  
  
  
 ────見滝原 路上  
  
  
 クロ「?」 
  
  
 ほむら「どうかしたかしら?」 
  
  
 クロ「いや、なんか誰かオイラに関して恥ずかしいことを言われた気がする。」 
  
  
 彼らは、バイクで移動していた。  
 法定速度など、最初から存在していないと言わんばかりの猛スピードで道を猛進している。  
  
  
 ほむら「このバイク、勝手に改造して良かったのかしら。」  
  
  
 クロ「いーだろ、違法駐車だから。次はどっちだ。」 
  
  
 右よ、と道案内をするほむら、病院まではもう少しだ。  
 また、スピードが上がる。 
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