206:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/08(土) 23:23:29.32 ID:+Xfj+B4DO
クロ「・・・だとよ。早いところ帰ろうぜ。」
クロは、魔女を見据えた。
正確には、魔女の動きを縛りつけている彼女を、であるが。
クロ「マミ。」
クロや、まどかにさやか、彼らに踊りかかろうとしている魔女を、マミは必死で押さえ付けていた。
マミ「前に言ってたわね。『もっと楽しんで銃を撃て』って。」
引きづられそうになる身体を必死で、地面に縫い止める。
マミ「多分ね。私はあれをしなきゃいけないとか、これをしなきゃいけないとかで、自分の戦いすらも制限しようとしていた。」
荒い息を飲み込んで、マミは笑った。
マミ「すぐに、楽しんで戦うなんて、できないかもしれないけど、もう私は譲らない。自分の定めた戦いを、最後まで戦いぬく。」
それでも、怖くて怖くて、仕方がない時もあるかもしれない。
────ならば、その時は
マミ「あなたを頼ってもいいかしら?クロ。」
まどか・さやか「いっけえええ!!」
二人の少女が投げた剣が、黒猫の伸ばした左手に届く。
それを確認したマミは、魔女を解き放つ。
キャンディが、真っ二つに割れ、黒い弾丸が魔女に飛び込んでいく。
少女に対する、答えを届けるために。
クロ「気が向いたらな。」
そして、魔女の顔面に縦一文字に剣が叩き込まれた。
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