23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/19(日) 13:47:07.67 ID:oc2ZP+bDO
同じクラスで、あれか。
自分の中で知る、クラスメイトと言えば、カズマ達のような関係しか知らない。彼らは小学生で、マミは中学生、そんな違いを加味しても、うつむき、どこも見ようとしないの彼女の態度を見てみれば、何が起きてるのかは大体理解できて───。
クロ「マミ。」
マミ「えっ。」
クロ「ゲーセン行こうぜ。」
キョトンとした顔をマミはクロに向けた。
彼女はまだ知らない。要するに、理解できたら、ほっとけないのが彼なのだ。
───ゲームセンター
マミ「ちょ、ちょっとクロ!あなた勝手に入ったらダメよ!!」
初めて入る、ゲームセンターという場所と、ずんずん進んでいく黒猫に面食らいながら、マミは的外れなことを言いつつもゲームセンターの自動ドアをくぐった。
その瞬間
音が、光が弾けた。
マミ「・・・、すごい。」
勿論、知識としては知っているし、外から見たことはあった。
でも、実際に中に入ることはなく。ましてや遊んだことだってなかった。
そんなことより、彼女には優先すべきことがあったから。
色とりどりのランプや、電子音が散らかっていて、まるで花火のようだった。
そこにいる人々は、真剣な顔、笑顔、悔しそうな顔、様々な表情が見えて、どんな顔をしていても楽しそうだった。
クロ「おぉ、流石は近未来都市。そこそこ面白いゲームはそろってんな。」
足元から声が聞こえた。
大した感慨もなさそうな顔で見滝原のゲームセンターを褒めているクロだが、一応猫である彼がゲームセンターに入っても大丈夫なのだろうか。
クロ「で、何して遊ぶんだ?」
マミ「な、何って何が?」
クロ「何がって、お前・・・、あぁ、ったく、こーいう場所は初めてか?」
心底呆れ返ったような顔を向けられたマミだが、彼女にしてみればどうしてクロがこんな顔をしているのか分からず困惑しているようだった。
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