230:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/09/09(日) 23:07:36.58 ID:8ZNmRcNDO
まどか「ここかな?マミさんの病室は」
受付で手続きをすましたあと、まどかはマミの病室の前に立つ。
お菓子も買ったし、ジュースも買った。
今日はどんな話をしようかと、ワクワクしながらドアノブを握ると、どうにも中が騒がしかった。
「泣くなっての!な?」
なんだかどこかで聞いたことがある声と、女の子がすすり泣く声が聞こえてくる。
大急ぎで、まどかはドアを開けた。
まっか左手を押さえながら、泣いているマミ
そして、その傍らで冷や汗を流してなんとかマミを宥めようとしているクロがいた。
まどか「な、なにをやってるの!クロちゃんは!!」
まどかの登場に面食うクロではあったが、今はそれよりも彼としてはマミをどうにかしたかった。
クロ「いやあのな、ゲームをしてたら、ちょっとやりすぎた、かな?」
気まずそうに顔を反らすクロだったが、まどかはずいと彼に近づいていき、顔を掴んで自分と目を合わさせた。
まどか「謝ったの?」
クロ「・・・いや。」
話を聞かずに謝れ、というのも行き過ぎた行為に思えるが、ことクロに関してはあながち間違いではない事だろう。
ゆえに、まどかは強気だった。
まどか「マミさんに謝って。」
言われてすぐに謝るのは何か釈然とせずウーとクロは唸るが、涙目のマミと、慣れないにらみを聞かせるまどかを見るとそうもいかなくなってしまう。
クロは意地をはるのをやめ、マミに顔を向けた。
クロ「悪かった。謝る。」
まるで小学生のいじめっ子が反省はしたが、不器用に謝っているみたいだった。
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