246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/11(火) 23:41:32.47 ID:MpMpt9nDO
「また?!またってどういことよ!!あなたに私の何が分かるっていうのよ!?」というマミの絶叫と弾丸を背に、クロとまどかは病院の外まで走って逃げた。
とにかく離れないと狙撃される可能性も高かったため、しばし病院の門をくぐり道路に出たあとも走り続けた。
そして、病院が大分遠くまで離れた場所までやってきたとき、ようやく立ち止まることができた。
クロ「はぁっ、はぁ、し、死ぬかと思った。」
まどか「ギ、ギリギリだったね。」
互いに、両手両膝をつきながら、息も絶え絶えである。
まどか「もう、クロちゃん!!どうして女の子にあんなこと言うの!!」
ウガーと立ち上がり、クロにつめよるまどか。
そんな彼女に多少、押されてしまう。
クロ「冗談だって!」
本当本当と、誤魔化すようなクロに、ふんまんやるかたないといったまどかではあるが、取り敢えずは道の上で猫と揉めることは避けたかった。
まどか「女の子はねぇ。体重と放課後のお菓子には人生を賭けてるんだよ。」
なんだか相反するベクトルを二つ並べられるまどかである。
まどか「おいそれと軽い気持ちで踏み込んじゃダメ!男の子には不可侵の領域だよ!」
熱心な顔でつめよる彼女の必死さというか決死さに押される形で、クロは納得する。
乱れた息も整え、彼らはまた進みだした。
今度はゆっくりと。
1002Res/761.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。