296:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/17(月) 20:10:16.33 ID:4fvpPE0DO
最初は不思議な子だなぁ、というのが、まどかのほむらに対する印象だったが、ここ最近では変な子だなぁ、という印象に変わってきている。
そのお陰でと言えるのかどうかは分からないが、最初に出会った時から彼女にあった近寄りがたい雰囲気はどこか軟化している気がする。
しかし、それでもまだ彼女が隠し事をしていることは分かる。
自分を避けていることも分かる。
分からない、暁美ほむらという少女が掴めない。
分かりあおうにも、自分さえも避けられている状況において、まどかは無力だった。
やりきれない想いに、なんとなく視線を下げてみると、いっこうに進もうとしない散歩に飽きてしまったのか、かぐらとほむらがじゃれあっていた。
まどか「この子達は素直でいいな」
本当に、こんな風に遊べたらそれだけで人間幸せになれそうな気がしたまどかであった。
まどか「そう言えば、クロちゃんが子供の頃ってどんな感じだったんだろう?」
思いを巡らせば、無秩序に思考は飛ぶ。
色々考えた末にクロの過去まで気になってしまったまどかである。
例えば、どんな友達がいたのだろうか?
どんな飼い主に飼われていたのだろうか?
どんな生活をしていたのだろうか?
まどかは、自分は、あまりクロの事を知らないのだと気が付いた。
1002Res/761.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。