305:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/18(火) 21:16:04.91 ID:dlzO1RSDO
詢子「え、えっと・・・ここまで来て、こんなこと言うのは、あれなんだけど」
いつものような気の強さは鳴りを潜めた彼女。
今、震えるその肩に触れたら、そこからサラサラと崩れてしまうのではないか。
知久「うん」
詢子「キス、だけじゃないと・・・、駄目になるから、その」
相手を失望させてしまうのではないかと、不安そうな彼女の唇を、彼はそっと人差し指で押さえた。
知久「いいよ」
詢子「へ?」
そっと、頬に手を添えられる、優しく引き寄せられる。
彼の唇が、近付いてくる。
知久「動かないで」
────そして
以上が、まどかの母親であり、知久の妻の鹿目詢子が今朝見た夢のハイライトである。
詢子「な、なんじゃこりゃああああ!!?」
さやか編 第二話「誰が迷うか」
朝食をとっている時、突然自分の母親が、頭を掻き乱して叫びだしたので、まどかは驚いてしまった。
しかも、この母親にしては珍しく顔を真っ赤にしており、なおのことなにがなんだか分からない。
詢子「あー!なんで初めてのホテルでキスだけだったんだ!そして、なんでそんな夢を今になって見なきゃいけないんだ!!」
更に、少し子供としては聞きたくないような事まで口走っている。
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