31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/20(月) 10:38:32.37 ID:ywPrGTLDO
『空間が歪む。』そんな表現くらいは、彼女達も漫画や、小説くらいでは知っている。
そして、当然知っているだけだ、その凡庸なイメージではただユラユラと陽炎が揺れているだけのもの。
だから、彼女達は恐怖した。
分からない、理解できない。空気が逆流して、眼に見えない何かが捻れていく。今、ここにいながら全く訳の分からない場所に引きずり込まれていく。
その内に、景色すらも変化していく。書き換えられる。まるで、原色の絵の具を子供が適当に塗り込んでいくように世界は上塗りされて、色が完全に変わった。
さやか「何よ、今度なんなの!?」
奇妙奇天烈、珍妙なオブジェが、おもちゃ箱から飛び出したように散らかっていた。
そして
『───────!』
『────────!』
先程から、子供がはしゃいでいるような声があたり一面から聞こえてくる。
その言葉は『言葉』と読んでいいのかさえ分からないほどに理解不能で、ただただ、こちらの不安を煽るのみだ。
まどか・さやか「!?」
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