323:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/21(金) 22:50:11.76 ID:Hz03Z9xDO
────見滝原総合病院・裏口
かぐら「お兄ちゃん、これ大丈夫なの?」
クロ「知るか!てか、今話しかけんな!」
食事を終えたクロは、かぐら達を家においていく訳にはいかなかった。
子供を留守番させることのリスクの計り知れなさは、自らの幼児期の体験から理解しているつもりだからだ。
ほむら「落ち、落ちるぅ……」
だからこそ、クロは目的地にたどり着くまで、二匹を自分の身体にしがみつかせたまま、病院の壁をロッククライミングしていた。
一つ一つ、力強く左腕の爪を壁に食い込ませ、両足を駆使し、自分の重い身体と文字通り『猫二匹分』の重みを支え、必死で上へ上へと登っていく。
かぐら「すごい!すごい!ほむら、すごい眺めだよ!」
ほむら「今見たら、死ぬ」
ガタガタと震えるほむらね腕はしっかりとクロの首に巻き付いているため、非常に鬱陶しい。
しかも、クロは片手で登っているのだ彼も彼で、一つも気の抜けない状況にあった。
クロ「あっぐぅぅ!チクショー、お前らと関わるとなんからしくねーことばっかしてる気がするぜ!!」
ほむら「ふ、ふん!ならほおっておけばいいじゃないか!」
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