332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/09/22(土) 21:12:03.95 ID:37000uvDO
かぐら「あのお姉ちゃん、すごく疲れてたね」
クロの隣を歩くかぐらが、ポツリと言ったのは、病院が見えなくなるくらいに歩いた頃だった。
ほむら「いきなり身体を押しつぶしてくるような人間が疲れてるって?」
心配そうなかぐらに反して、ほむらのマミに対する評価は乱暴な人間のそれだった。
少しばかり、トラウマを作ってしまったようだ。
マミの二つの膨らみに挟み込まれ窒息しかけるという苦しみは、猫には暴力以外の何物でもなかった。
クロ「………」
そんな二匹を従える形で歩くクロは先ほどから黙りこくって歩いている。
それが多少の居心地の悪さを感じさせ、二匹は調子が狂う。
嫌になる前に、はっきりさせたいかぐらは、迷わず尋ねる。
かぐら「お兄ちゃん、さっきから黙ってばっかでつまんないー」
ほむら「何か考えているなら早く言えよ。恐いんだよ」
かぐらに追従する形で、ほむらもクロに少しキツイ口調で問いただすも、クロは仏頂面で歩いていた。
クロ「あー」
と、そこで急にクロが立ち止まり、かぐらとほむらは首も傾げて立ち止まる。
そして、彼は口を開いた。
クロ「なんか、らしくねーな」
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