350:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/24(月) 21:10:42.24 ID:2SURhrUDO
一体どうしたのだろうかと心配になる。
朝の先生の話では、理由はよく分からないらしいが、風邪なら風邪で彼女の家から連絡があるだろう。
教師も知らない事情で、しかも彼女は無断欠席なんてするような人ではない。
不安が、まどかの胸を徐々に覆っていく。
まどか(家に帰ったら、仁美ちゃんの家に電話をしてみよう)
心配するなら、少しは行動をとった方がいいだろう。
それが、クロとの出会い、彼の言動から学んだことだ。
そう心に決めれば、不思議と不安も多少は拭い去ることもできた。
考え事をしていたからなのか、歩みのスピードが落ちていたようだ。
少しだけ、ペースを早めて歩く。
不安と、期待がごちゃまぜになりながら、まどかの背中を押していた。
まどか「?」
と、足が止まった。
まどか「鼻歌……?」
どこかで聞いた事のある声色で、聞いた事のないメロディを奏でている。
しかし、それは、何故だか普段はそんなことを絶対にしそうにない人がやっているような、そんな違和感を覚えた。
1002Res/761.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。