351:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/24(月) 21:51:05.68 ID:2SURhrUDO
彼女は、曲がり角から、突然現れた。
どんなリズムをとっているのか分からない歩調で
どんなメロディに身を任せているのか分からないが、身体を揺らしながら
まどか「ひ、仁美、ちゃん?」
はたして、まどかは、今目の前にいる人物を、志筑仁美本人だと断定していいものか分からなかった。
普段の彼女の、物腰の柔らかい態度と、大人しい姿をまどかは知っている。
彼女がなんでこんな風になっているのか、まったく理解が出来なかった。
仁美「はぁい、まどかさん」
彼女が志筑仁美であることは、どうやら間違いないようだ。
しかし様子はおかしい。どこか間延びした、メロディに乗り切れないで歌われたような抑揚で名前を呼ばれる。
そして、仁美がまどかの方にダンスのステップを踏むように身体を向けた時に、まどかは思わず「ヒィっ」と小さな悲鳴を漏らした。
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