356:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/25(火) 14:33:21.52 ID:Rwkn3+0DO
さやか「あぁ、もう!何をアイツは急に走りだしたのよ!?」
苛立ちまぎれにそう吐き捨てたさやかは、キュウべえを抱いたままその場に立っていた。
つい先程までいたクロは、突然走りだしてしまったし、クロと一緒にいた二匹子猫も、後を追うように走っていってしまった。
結局、残されたのはさやかだけである。
QB「言ったろう?魔女の反応がある。おそらく彼はそれを感じ取ったんだよ」
さやか「じゃあ、アイツは……」
おそらく、目的は魔女退治だろう。
あの時も、確かにクロには助けられた。
しかし、それだけでは、どうにも信用が出来なかった。
何か別の目的があるのではと疑ってもいた。
戦いというのは、元来命をかけて戦うものではないだろうか。
例えば、マミのような、彼女のような戦い方こそ、正義の味方なのではないだろうか。
さやかは、クロのような軽薄な戦い方が気に入らなかった。
そう、ならば、自分だったら────、自分なら正義を為せるのではないか。
目指す正義を為す者がいないなら、自分でやればいい。
彼女の行動力と、意思の推進力は一つの答えを出そうとしていた。
しかし、結局のところ、彼女は何一つ分かっていなかった。
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