369:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/25(火) 23:22:19.64 ID:Rwkn3+0DO
さやか「そんなに、私のこと信用できない?」
まどか「……え?」
さやか「そっちの黒猫の方が信頼できる?」
信じられない言葉を聞いて、まどかはさやかを見た。
さやかのその顔は、自嘲に満ちて、哀しげに揺れている。
まどか「そんな、何を言ってるの……さやかちゃん」
呆然としたまどかの言葉は、それゆえになんの意味もなさかった。
そしと、また別の言葉にかき消される。
QB「大変だ。そろそろ魔女がくる。まどか、その子はここから離した方がいいよ。巻き込みたくなければね」
え?と対応が遅れた。
さやか「もう、何やってるんだよ、まどか!ほら、さっさと運ぶよ?」
と、そこに先程の、暗さが嘘だったかのような明るさでさやかが近付いてきて、仁美を担いだ。
さやか「うわ!重いな〜、なんて言ったら怒るかなぁ?」
ね?まどかと無邪気に聞いてくるさやかの顔を、漠然と見つめる。
何か、何か取り返しのつかない過ちを犯してしまった気がしてならない。
魔女の結界に、引き込まれる直前まで、まどかの頭はそのことで一杯だった。
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