392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/27(木) 20:25:47.14 ID:Utc8c4XDO
恭介「え、えっと」
クロ「は?」
恭介「いや…、その」
クロ「言いてぇことあんならはっきり言えや!」
屋上の、貯水槽の所から猫に見下ろされる。
その突然の出会いは、恭介に驚愕と絶句をもたらした。
口についてくる語彙は接続詞ばかりで、その後に繋げるべき言葉は出てこない。
病院の屋上で黄昏ていたら、しゃべる黒猫に怒鳴られた。
自分でも何を言っているのか分からないが、しかし、事実だ。
クロ「おいおい、まさかびびってんのか?」
恭介「それは、まぁ」
しかも、口が悪い。
こういった相手がもしも人間だったら避けるなり、無視するなりできただろうが、向こうはこちらに話し掛けてくるし、もっと言えばこんなの無視できるわけがない。
恭介「あ、あの。猫、ですよね?」
クロ「猫だぞ」
恐る恐る訊ねると、彼はあっさりと答えてくれた。
わりと、律儀な方らしい。
恭介「なんで、しゃべってるんですか?」
クロ「クレイジーキャッツだからだ」
そして、割と冗談も言うタイプらしい。
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