403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/28(金) 21:37:02.69 ID:MbpXGHsDO
その言葉は、さやかの心を激しくえぐり、揺さぶり、苛立たせた。
さやか「へぇ、やっぱりそうなんだ」
ギッと、鋭くまどかを睨むその瞳には、マグマのように暗い感情が渦巻いている。
気味が悪いほど、冷めたような顔付きでさやかはまどかを睨んでいた。
さやか「私なんかより、やっぱりそっち?自分を守ってくれるような強い奴の方がいいんだ。ふーん、そんなものだよね」
やってられるか、そう言って、さやかは足早に、廃工場から去っていった。
後ろを振り返るようなことはついぞなかった。
まどかは、ずっとそこに立ち尽くしていた。
クロ「おい、まどか?」
呆然、と言った方がいいだろう。
まどかは、夢から覚めたような顔で、さやかを殴った手を見ていた。
まどか「クロ、ちゃん」
そして、自分の側まで来ていたクロを、ぎこちない動きでゆっくりと見た。
顔面蒼白で、唇も震えている彼女も、ついに我慢が限界に達した。
1002Res/761.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。