412:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/29(土) 15:26:06.31 ID:d9TnhUADO
マミ「きゃあああ!どうしたのよクロ!?」
慌ててベッドから飛び出してクロの下にパタパタと駆け寄った。
両脇に手を差し込んで自分の顔の前に持ってくれば、クロは苦悶の表情を浮かべていた。
マミ「どうしたの!?」
クロ「いや、ちょっと見栄を張った立ち去り方をしたものの、うまいこと着地する方法が見つからなかっただけだ……」
マミ「そ、そう」
心配するなと片手をあげるクロに、マミは怪しみながらも一応納得することにした。
彼女も付き合いがそうそう浅い訳ではない、恐らく何かがあったのだろう。
しかし、クロがいいと言う以上は心配はしない。
きっと、大丈夫だろうからだ。
マミ「また、何かあったの?」
抱き上げて、その顔を覗き込みながらマミは聞いた。
クロ「また?なんだそりゃ、オイラがいつ『何か』したっていうんだ」
マミをからかっているのか、それとも誤魔化しているのか分からない。
しかし、ニヤニヤと笑っている時ほどクロは何かを隠していることがある。
比較的正直だが、素直ではない黒猫の意外な一面だと、マミは思う。
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