416:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/09/29(土) 20:08:55.18 ID:d9TnhUADO
マミ「おいしい?」
クロ「……うまい」
マミ「そう、良かったわ」
ともすれば、語尾に音符のマークでも付きそうなくらいご機嫌なマミを、怪訝な顔でクロは見返す。
マミ「あら?もっと別のお菓子がほしい、のむぐっ!?」
腹が立ったので、手に持ったクッキーを腕を伸ばして、笑みで開いていたマミの口の中に押し込んでやった。
マミ「……せっかく、いい雰囲気だったのに」
こくんと、噛み砕いたクッキーを飲み込んだマミは唇をとがらせた。
猫にどんな期待をしているんだとクロはため息をついてクッキーをまた一つ頬張った。
クロ「ったく、けったいな奴から、厄介な奴までいんのな。この街ってのはつくづくややこしい街だな」
眉間にシワを寄せながら言うその言葉には、クロの考えていた以上に愚痴のよいな響きが含まれており、マミはその子供のような雰囲気を意図的に抑えた。
マミ「色々、大変だったみたいね」
そして、クロをねぎらうような言葉もかけた。
実際に、色々大変でこれからも大変なのは間違いのないことではあったが、少し妙だった。
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