474:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/03(水) 22:00:05.38 ID:MB7kKNrDO
まどか「い、いいの?これって凄く大事なことなんじゃないの?」
クロ「いいんだよ、こんなもんで一々悩んだってしょうがねーさ」
まどかは心配そうにクロに訊ねるも、彼はなんでもなさそうな顔をしている。
クロとしては、それは少しくらいは気になるが、分からない以上どうしようもないというのが本音だ。
クロ「そもそも、何が魔法少女を救えだぁ、命令すんなっつーの気にくわねー奴だぜ。そんくらい自分で決めるわ」
心底嫌そうな顔をしているクロを不思議そうにまどかは見ていた。
というのも、彼は充分にこのメモの言葉通りに『魔法少女』を救っているのではないかと思ったからだ。
未だマミ一人にしか彼は会っていないが、彼女も救われたと言えるのではないか。
そして既に自分で決める、その言葉が表すままに彼は自ら進んで魔女との戦いに巻き込まれている。
クロは今、一つ一つの武器を形を確かめるように握り締めては、身体の中に押し込んでいる。
まどか「クロちゃん……」
まどかの言葉にクロが振り向くと、そこには銃を差し出している彼女の姿があった。
クロは黙ってそれを受け取る。
クロ「ちっ、面倒なことになってきやがったぜ」
吐き捨てるようなクロの言葉が、まどかにはとても頼もしかった。
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