515:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/07(日) 19:48:28.49 ID:UsWududDO
知久「おっといけないな。クロくん、タツヤを保育園に送ってくるよ。ご飯はこれ」
知久は手に持ったままだったおぼんをようやくクロの前に並べる。
魚と、味噌汁とご飯、そして魚とご飯を混ぜ合わせた離乳食が二つあった。
知久「この二つはかぐらちゃんとほむらくんのだよ」
さぁ、行こうかと言いながらタツヤを抱き上げる知久、そこそこ急ぎらしいがタツヤはそんな事は関係ないらしく笑顔だった、知久もだが。
クロ「行ってらっしゃい」
リビングから廊下に出る知久に向かってそう言うと、彼は身体ごと振り返った。
知久「うん、行ってくるよ。タツヤもほら、お兄ちゃんに行ってきますって」
タツヤ「いってきまーす」
何をわざわざ子供に言わすのかとも思うが小さな手のひらがクロにブンブンと振られているため、クロも軽く手を振ってやる。
満足したタツヤに満足した知久は姿を廊下に消してパタパタという足音とガチャッという玄関の扉を開閉した音だけを残していった。
クロ「誰がお兄ちゃんだ」
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