562:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/10(水) 23:36:16.56 ID:0eOtbcBDO
クロ「さぁてと、そろそろ行くかね」
よいしょっ、と言いながら背筋をググッと伸ばしたクロがそのまま扉に向かって歩きだした。
その突然の行為に、床に転がったままの恭介が声を上げた。
恭介「クロさん、どうしたんですか?何か用事でも」
クロ「あぁ、後こいつらも預かっててくれ」
驚きの声を上げる恭介に、クロは足下にいたもう一匹の虎猫をつまみ上げひょいと放った。
慌てて、なんとか右腕で優しく受け止めるも流石に全ての衝撃を和らげることはできない。
ほむら『にゃぎゅっ!』
小猫の口から空気が漏れるような悲鳴が上がる。
心配になって首を動かして見てみるとそこには凄まじい怒気をクロに発している虎猫がいた。
一応は元気らしい。
しかし、それは置いといて彼はクロに確認しなければならない事があった。
恭介「どこへ行くんですか?」
クロ「用事ができた。厄介な臭いが出てきやがったからな」
厄介な臭い?それがどう言うことなのかは分からないが、彼が突然纏った空気は恭介にとって今まで一度も感じた事がないようなひりつくような雰囲気を醸し出している。
少しダルそうな態度でありながら、隙のない姿だった。
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