585:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/12(金) 20:49:54.81 ID:VPvfAYcDO
彼は明らかに関わりすぎている。
この世界、この時間でも、その行動原理は変わらない。
それでいて、予測はつかない。
かつて経験した『最悪のハッピーエンド』はその中で生まれた。
だからこそ
ほむら「やりとげてみせる」
言葉に出して、自らを奮い立たせる。
今度こそ、これは最後のチャンスなのだ。
「ほむらちゃーん!!」
思考と記憶の渦に飲み込まれかけていた自意識が、その声に反応した。
顔を上げると、道路の向こうから駆け寄ってくる人物がいた。
鹿目まどかである。
まどか「はぁっ、はぁ、いい、良いところに」
肩で息を繰り返し、あばらの辺りが痛むのかしきりに押さえている。
どれだけの距離を走ってきたのか、それとも単純に体力がないのかは分からなかったが、とても喋れそうな状態ではなさそうだ。
ほむらは、問を待たずに答えだけを告げた。
ほむら「美樹さやかなら、魔女の結界に閉じ込められたわ。今、クロが助けに向かっている」
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