60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/24(金) 00:15:18.36 ID:DZBRLQkDO
まどか「え、えと、その。」
目の前にいる少女、暁美ほむらに対しては、まどかは一口では語りきれないものがあった。
それは、あの『異変』との出会い・・・、魔女の結界に巻き込まれる前のこと。
あの時、キュウべえを傷だらけになるまで追い詰め、キュウべえを助けようとした自分達を追い掛け回していたのは彼女だからだ。
そして、まどかは今、彼女に呼び出しを受け、人気のない校舎裏にきている。
まどかは、あぁ、焼きをいれるってこういうことなのかなと、目の前から感じる圧迫感に一人絶望していた。
大したことを言えずに凍り付いてしまっているまどかだったが、意外なことに口を開いたのは彼女だった。
ほむら「アイツに会って、巴マミとも接触したのは、分かっている。」
初めて出会ってから、彼女のこの氷のような態度と、射ぬくような言葉使いにはまったく慣れることはなかった。
まどかは、顔を伏せるしかない。
ほむら「私から、言えることは一つよ。契約なんてしてはいけない。大切な人を本当に愛しているなら。」
その言葉に、まどかはなけなしの勇気を振り絞って反論を試みる。
「で、でも、できることなら、大切な人を守るために、戦うことも必要なんじゃ!」
「そんなの、誰も望まないわよ。」
ピシャリとほむらは言った。
「それに、あなたが大切だから私が戦いますなんて、馬鹿げた言い草だわ。そんなの死にに行く理由を他人に押し付けるような弱虫の言い訳なんて、私はもう──。」
今までの、彼女からは想像もつかないような言葉の羅列にまどかは目を白黒とさせており、残念ながらその内容も少ししか頭にはいらなかった。
そして
ほむら「・・・。」
何故かほむら自身も、驚きを隠せなかったのか目をパチクリさせていた。
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