601:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/14(日) 01:17:58.86 ID:hmV8JwfDO
QB「そうだね、残念ながらボクはこの中には手を出せない───でも、『ボク』ならどうかな」
妙な言い回しにまどかは完全についていけないが、ほむらは歯噛みする。
自らの思慮の浅さをめたくそに殴り付けてやりたい気分だった。
ほむら「まさか、あなたッ……」
QB「準備はいくらでもしておくべきだよ。この世界の初等教育で学ばなかったのかい?一足先に入り込まさせてもらったよ」
捨て台詞ではない、完全なる勝ち名乗りを残すような形でキュウべえはコンクリート堀の向こうに一足で飛び越してて消えた。
ほむら「待ちなさいッ!」
その姿に黙っていられなくなったほむらは追い掛けようとしたが袖を掴まれ、その身体は後ろに引っ張られた。
思わず睨むようにその手の主を見れば、鹿目まどかもまたこちらを睨んでいた。
ほむら「離しなさい。今はあなたに構ってる暇はない」
まどか「嫌だ」
強気な態度と真っ直ぐな瞳に気押される。
いつの間に、こんな顔ができるようになったのだろうか。
ほむら「……当然ね。私の事なんて信用できるはずがないわ」
当て付けのようになった
その言葉は、もしかしなくてもまどかを傷付けるかもしれなかった。
しかし、しっかりとまどかはそんなほむらを見据えていた。
まどか「そういう事じゃないよ。でも、どういう事なのかは知りたい」
1002Res/761.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。