602:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/14(日) 13:06:00.67 ID:hmV8JwfDO
まどか「ほむらちゃんの目的は何?どうしたいの?私はそれが知りたい」
まどかは、ただ知ろうとしていた。
いくら彼女に近付くために無理矢理にからかったところで本当の理解には足りないのだ。
だから、ここでこの手を離してはいけない。
自分には知らなければいけないことがあるのだから。
その言葉を聞いた暁美ほむらは驚き、目を丸くしてまどかを見つめた。
しかし、そっと目を伏せて首を振る。
ほむら「……ごめんなさい。今はまだその時ではないの」
まどか「そんな……」
その言葉にまどかは握りしめたその手の力が抜けていく。
ほむらは優しくまどかの手を握り、そっと引き離す。
しかし、その握った手を離すことはなかった。
ほむら「私の事はいつか必ず説明するわ。今は、クロを信じてあげて」
まどか「クロちゃんを?」
それは言われなくても自分はそうするが、どうしてほむらはそんな事を言うのだろうか。
そもそも、彼女はいつだってクロに対して親しみを持っているような気がする。
自分や他人を拒絶する彼女は、クロに関しては全てを受け入れている。
ほむら「あの子はああだから、なんにでも首を突っ込んで最後まで関わろうとするわ。だから、あんまり無茶しないようにたまには叱ってあげて。お願い」
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