64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/24(金) 23:22:00.96 ID:DZBRLQkDO
あの日、初めて結界に取り込まれた時に出会ったあの猫。
歩く、喋る、口が悪い、銃刀法違反ets・・・、それだけでも随分と警戒すべき存在であるはずなのに、あの日見た奴の戦いは常軌を逸していた。
あの猫は、笑いながら銃を撃っていた。
愉快そうに、馬鹿にしながら、誇るように、楽しむように、下手したら次の瞬間には笑い転げてしまうのではないかと思う程、彼は銃を乱射したのだ。
よくドラマや映画でみるようなサイコな犯人とは、違う。暗い喜びとは違う、当たった避けたで楽しそうにドッヂボールをする子供のようだった。
しかし、さやかはその軽薄さが気に入らない。
確かに、あの時は、救われた。
しかし、その後に助けにきてくれたマミの方が、真剣に戦っている戦士という印象を受けたし、あんな戦い方をする奴と比べたら天と地、女神とドブネズミ(猫だけど)を比べるようなものだ──、とさやかは考えていた。
そもそも、何故マミは、彼と生活できるのか。
そう言えば、まどかもあの猫には親しく接していた。
まったく、理解しがたい。
しかしそこは(まぁ、いいか。)という中学生特有の能天気さでもって彼女は気分を切り替えた。
今から、一度家に帰って、準備をしてから、まどかやマミと合流する。
そして、魔法少女体験コースによりもっともっと自分は知る必要がある。
自分の憧れの、正体を。
─────マミ宅
クロ「これ、昼飯はちゃんとあったけどよ。」
クロ「晩飯がイカ飯ってどういうことだよ!!」
猫に、イカや海老を与えてはいけないのだ。
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