644:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/10/23(火) 21:27:18.82 ID:e2M1jR3DO
さやか「それはこっちのセリフよ!あんなとこに行ってどうするつもりなの!?」
恭介の言葉にさやかはただただ驚き、彼女の彼に対する態度にしては珍しく語気を荒げている。
彼の言葉も今のこの行動もさやかには理解ができないでいた。
自分は決めた。 願いを決めた。
だから、彼はもう傷付かなくてもいい。
明日になれば、きっと今までよりも幸せになれる。
あの化け物だって倒してみせる。
恭介「僕は、僕はクロさんを助ける」
しかし、その思いも言葉も振り切るように恭介はまた身体を動かし始めた。
業を煮やしたさやかはとうとう恭介の服を思い切り握りしめてその動きを止める。
さやか「なんで見れば分かるでしょ!?アイツは……アイツはもう死んでいるんだ!動けないんだ!」
あれが分からないのかとさやかは魔女により吊り上ゲられたままのクロを指差して叫んだ。
自らの言葉の残酷さも、それを恭介に突き付ける汚さも十分理解しての行為だった。
恭介「そんなのまだ分からないじゃないか!このままじゃ皆死ぬ。でもクロさんならなんとかしてくれる!」
さやか「ッ!……いい恭介、もしそうだとしても恭介がやる必要はないんだよ?」
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