過去ログ - クロ「魔法少女?」
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67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/24(金) 23:49:08.12 ID:DZBRLQkDO
クロ「クソ。マミの奴、オイラをただの残飯担当にしようとしてんな!」


眠気は、とっくに空腹で吹き飛んでしまったのか、クロは少しばからイラついていた。
彼は、サイボークであり、エネルギー供給はガソリン(ハイオクからレギュラーまで)や軽油を主としており、飢餓で死ぬことはない。


しかし、機械になる前の習慣からか、今でもまだ腹が減り、食物を摂取することでもエネルギーを吸収している。


要は、別に食う必要はないが、食いたいから食うのだ。


クロ「こんな時にミー君かナナでもいりゃゲフン・・・、ミー君がいればなぁ。」


誰が聞いているわけではないが、一応照れ隠しを加えてクロは次の行動を模索する。
「魔法少女体験ゲーム」だかなんだかで、マミは帰りが遅いと聞く。


成る程、待つのは馬鹿らしい。
そして、この家には食料が異様に少ない。
あくまでも、一人分しか置いておらず、急な客の分も計算にいれていないようだ。


何よりも、気になるのはこの臭い。


まどかと、さやかと、マミ。
たった三人。三人だけしか臭いを感知できないのだ。
つい最近出会った二人、その分の臭いを外せば、たった一人しか残らない。


もっと食い込んだ見方をすると






この部屋には、『家族』を感じることができなかった。


最低限の家具に、最低限の洋服に、最低限、最低限、最低限、最低限、最低限、生活感がないのではなく、あくまで取り繕ったような部屋。


女の子らしさを、幸せな自分を、そんな空々しさが、この部屋にはあった。


クロ「親無し、か。天涯孤独だったかどうか、微妙だな。」


クロ「飯食いに行くか。」


防犯の為、ベランダの窓から出ていくことにした。


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