707:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/06(火) 21:01:57.89 ID:kVWHAabDO
詢子「ハハハッ、ウィンナーよりもそのミートボールで手を打とうじゃないか」
まどか「なッ、登校前の楽しみに取っておいた最後の一口を!?」
少しばかりテンションが上がってきたのだろうか。
詢子がなんだか元気になりはじめた。
そこにまどかもしっかりと輪をかけていく辺りが鹿目家たる由縁なのだろう。
詢子「美味い物は先に食った方が良いに決まってるだろ?この世界はバイキング(食事的な意味で)じゃない、バイキング(海賊的な意味で)なんだ。与えられる前に奪う。それが弱肉強食の法則さ」
まどか「……パパ〜、助けて〜」
知久「分かった分かった。後で詢子さんのお弁当のおかずをまどかの方に移しておくから」
詢子「ナニィッ!?等価交換の法則だとぉ!?」
やめてくれよぉと、今度は詢子が知久にすがりついている。
こんな風に一日一日でこの家族が見せる姿は毎度のように違う。
笑ったり、ふざけたり、慌てていたり、焦っていたり。
父がいて、母がいて、そんな『家族』という幸せの形を、クロは初めて目の当たりにした。
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