708:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/11/06(火) 21:44:21.18 ID:kVWHAabDO
クロ(つーか、あいつら時間は?)
そこそこふざけ倒してはいるが、今は急ぎの用があるはずの二人だ。
こんな事をしている暇は勿論ない。
最初に気付いたのはまどかであった。
何気なく、本当に何気なくだろう。
壁にかかっていた時計を見て目を丸くした。
まどか「いけない、ママ大変もう時間だよ!」
詢子「うおっ!?こりゃダッシュがいるな」
時計を確認してそれなりに時間がないことを知ったのだろうが、それでもしっかりと二人は手を合わせて『ごちそうさまでした』と声を揃えて言った。
それを見た知久は、やはりニコニコと笑っている。
本当に嬉しそうだ。
まどか「じゃあ、パパ、タッくん、行ってきます」
詢子「行って来る」
知久「はい、行ってらっしゃい」
別々の言葉がバラバラにかけられるが知久は、やはり笑って、その言葉を一くくりに受け止めて一言で彼女達を送り出した。
慌ただしい足音が遠ざかっていき、最後に玄関の扉が開く音が聞こえた。
ようやく、彼女は自分の勤め先───まどかに関しては勉め先と言える───に向かっていったようだ。
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