725:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/11/08(木) 22:46:24.67 ID:skSOu/mDO
知久「行ってらっしゃい」
タツヤ「いってらっしゃーい」
やはり知久は笑って、それにつられたようにタツヤも笑ってクロに手を振ってくる。
正直、悪い気はしない。
しかし、それと同時にもの凄くこっ恥ずかしい事をされているような気にもなってしまう。
クロ「……行ってきます」
それでも耳をポリポリと掻きながら、クロはしっかりと返事をする。
そうするのが自然で、拒む理由も特になくて、それ以上に、そう言いたかったから言ったというのが主な理由であった。
そして、クロは足早に子猫を連れて廊下に姿を消す。
足音は流石に聞こえないが玄関のドアが開いて閉じる音がした。
知久はそれを最後まで聞くとまた一つ満足気に笑った。
そして、少し時計を見てタツヤを保育園に連れていくにはまだ時間に余裕がある事を確認する。
まずは机に並べられた空になった食器を片付けようと手に取った時。
それは唐突に訪れた。
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