742:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/11/12(月) 21:57:50.20 ID:Rk2cptBDO
クロ「くっつきてーなら暗い顔すんな。近いとこでそんな顔されちゃ迷惑だってんだよ」
かぐら『お兄ちゃん……』
まるで、信じられない衝撃の事実を告げられたような声をかぐらが漏らした。
その声を聞き、やれやれと言わんばかりの顔になっているであろう自分の顔、少なくともかぐらに見せるつもりはなかった。
こういう時にどうすればいいか?など、正直分かってはいるのだが、その通りにするのはシャクだ(何に対してかの議論は不毛だ。不毛ったら不毛だ)。
しかし、だからと言ってあまのじゃくな対応は事を荒立てる。
クロ(どっかの電気スタンドに鍛えられてっかんなぁ)
頭をよぎるのは頑固でワガママで落ち込みやすい上に負けず嫌いという厄介な女。
あんなのと四六時中一緒にいれば少しは慣れがでるものだ。
かぐら『お兄ちゃーん!』
と、そこに安堵と喜びがいっぺんに身体を走ったであろうかぐらは、その反動でクロの首筋に抱きついていてきた。
抱き付くと言ってもほとんど飛び掛かってきたようなものだが。
かぐら『やったー!お許しがでちゃたよー!』
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