75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/25(土) 23:36:56.65 ID:L6DxfP1DO
まどか「ごめんなさい!遅れました!」
日も沈まんとしている時間、マミとさやかが立っている場所に、まどかは走ってやってきた。
さやか「おっそいぞ!まさか御飯をちゃんと食べてきたわけじゃないよなー?」
図星、である。
出ていく直前に、父から、軽くでも夕食を食べないか?と誘われたのだ。
そして、マズいことに、今日も父も御飯は美味しかった。
まどか「か、完食しました。」
まさか、本当に食べてきたとは思わず、さやかは軽くズッコケる。
確かに、食事は大事ではあるが、例えば、緊張感とか、不安とか───、この娘には無かったのだろうか?
マミ「あら?戦いの前の食事は大切なことよ、美樹さん。」
その言葉に、さやかは軽く反応を返す。
さやか「あのー、マミさん?その、名字は止めてくださいよ。さやかでいいですって!」
まどか「私も、まどかです。下の名前で読んでください。」
その言葉に、マミは目を丸くした。
いや、それは本人の中ではそうなっていただけで、まどかやさやかには分かりづらいものであり、おそらく、マミ自身もその感情を表に出すことを良しとしなかっただろう。
その喜びと、胸に浮かんだ一つの『打算』を。
マミ「えぇ、じゃあ、ありがたく呼ばせてもらうわ。さやかさん、まどかさん。」
その言葉に、目の前の二人はニッコリと笑った。
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