756:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/11/13(火) 23:47:53.24 ID:6Y33nS0DO
空中でバランスを崩した社長はそのまま背中から床に叩きつけられる。
なんだか、よく分からない呻き声を上げながら床でのた打ち回っているが構わず詢子は声をかけた。
詢子「で、なんの用ですか?」
社長「こ、このタイミング、でッ?!」
詢子「で、なんの用ですか?」
社長「も、もっと、何か、言葉を……」
詢子「で、なんの用ですか?」
社長「……はい、あのね。天童コーポレーションの社長さんが来るの」
もうこれ以上喋ったところで相手にされないどころか、自らの顔面の真上にある靴底から察するにもっと惨劇が自らに降り掛かると判断した社長は本来の用事を告げた。
詢子「天童グループ、ねぇ。隣町の件ですか?」
社長「うん、前回と全く同じだよ」
天童コーポレーション、それはここ10年の間に隣町で爆発的と言っても過言ではない成長を遂げた隣町にある会社である。
元はどこにでもありがちな普通の会社が、ある日突然現れた男により町でも一番の影響力を持つ会社になったという俄かには信じがたい裏話付きだ。
その会社が最近、隣町の土地開発に関して共同提携を持ちかけてきたのだ。
一旦は、諸々の理由で断ったが、今度は社長直々の参上だという。
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