778:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/20(火) 14:45:43.29 ID:1sDLa8LDO
天童「あぁ、そうだね。美しい街を一望できるように、そうすれば」
詢子「だったら」
放っておけば天童の更なるスタンドアッププレイが始まるところだったが、詢子はそれを唐突な言葉に切る。
そこに来て、初めて天童は顔を不快気に歪めた。
構わず詢子は続けた。
詢子「では下手したら市街地のど真ん中に見上げる程のマンションが建つと。そうなると大変ですねぇ。大きな日陰なんかができれば嫌悪感を抱く方も出てくるでしょう」
天童「……確かに、そういった問題は起きてくるでしょうが、しっかりと対策は立てます」
詢子「対策って言ってもどうせあの手この手で問題を棚上げさせるぐらいでしょう」
よくある話である。
日照権というヤツだ。
建築物の日当たりを確保するためにある権利。
それにより起きる問題を解決するとなるとそれは、もはや人と人との問題ではなく、人と法と金の問題になってしまう。
元来、詢子は正直浅い知識と信念のない自称良識を振りかざされるこういった話は大嫌いなのだが、そうまでしてでも詢子は天童の話を蹴りたい。
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