780:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/20(火) 22:45:50.67 ID:1sDLa8LDO
その毅然とした迷いのない言葉に天童は流石に驚いた。
何故、それほどまでに自らの部下のこんな無礼な態度を前にして動じずにいられるのか。
もしや、この社長の指示なのかと疑うも天童はすぐにその考えを捨てた。
今、目の前にいる女が他人の命令で動くような奴だとは到底思えなかったからだ。
この女は、そんな器ではない。
詢子「我々は別に進化を恐れている訳ではありません。ただ後々に禍根を残すような愚かな仕事はしたくないだけです。誰も傷つかせず、お互いに利益を生み出す。それが『一流』として為すべき仕事。初めから自分の尻拭いを考えている人とは働けません」
どうぞ、おかえり下さい。
そう言って、もはや悪意以外は感じない慇懃無礼な態度で詢子は天童を送り返したのだった。
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