791:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/21(水) 18:30:25.71 ID:MCPUbT9DO
かぐら『しょうがないよ、ほむら。だってお兄ちゃんはマミちゃんが心配で仕方がなかったんだから』
ほむら『そうだな。どうしてもっていうなら付き合ってあげなくもなイタタタタタ!?』
当初は子供の言う事と我慢していたが、ほむらもかぐらもやりすぎたようだ。
クロは無言で二匹の頬の片方ずつを両手で引っ張り上げた。
かぐら『うにゃああああ!?ごめんなさーい!』
ほむら『離せ!離せって!お願いします離してください!』
クロ「へっ、ガキがオイラにケンカうるなんざ十年早いぜ」
限界ギリギリまで引っ張りあげられた二匹の頬は面白いくらいに伸びている。
そんな二匹をケタケタと笑いながら見下ろすクロの顔はイタズラ坊主のそれであった。
大人気ないというより子供じみている。
クロ「……ん?あいつら」
しかし、ふと視線を何気なく上げた時だった。
病院の入り口の前に、見覚えのある二人の姿がそこにある。
かぐら『あうっ!?』
ほむら『ふぎゃっ!』
興味は既に別の物に移ったか、クロはつねっていた指を緩めた。
つねり上げられていた痛みを軽減するために身体を少し上の方に背伸びしていた二匹はバランスを崩してそのまま地面にべちゃっと倒れる。
クロ「行くぞ」
が、あまり大した気を使うことなくクロは走りだし、二匹も涙目になりながらついていった。
恭介とさやか、二人がいる方へと。
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