808:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/22(木) 23:17:21.64 ID:xUu1tlmDO
クロ「そんで、退院おめでとう」
更に、ぶっきらぼうに言葉は続く。
この辺りは別にクロは不器用なだけではない事も分かってくる。
経験と付き合いは重要だとマミは思う。
マミ「ありがとう」
クロ「そればっかじゃねーか」
マミ「だって、クロにはそれしか思えないわ」
クロ「けっ、バカ」
自分が今どんな顔をしているか、クロは考えるのも嫌だった。
だから、なんとかできうる限りのしかめっ面をしているつもりだ。
それなのに、笑顔のままのマミが少し癪だった。
マミ「まだ手続きまで時間あるし、お茶でも飲むかしら?」
クロ「紅茶は飲まねーぞ。舌に合わない」
マミ「大丈夫よ。緑茶があるの。ほむらさんが忘れていった物を使わせてもらうから……」
あぁ、そう言えば居たな。
思い出せば少し前の話だったのだが、今になってみれば記憶の隅っこに追いやられてしまうような些細な出来事だったのだと思う。
そんな事を考えている内にマミはポットを再沸騰させる手順を終えたようだ。
足下をうろついていた子猫二匹をそっと抱き上げてベッドに座った。
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