847:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/11/26(月) 22:35:05.64 ID:zKoJldGDO
「も、もう限界。これ以上はヤバイ」
すると、ショルダーバッグの中から不機嫌な声がくぐもって聞こえてくる。
最初のゴネようからすれば大分長い間堪えてくれたものだ。
マミは辺りを見渡してから道の邪魔にならない場所に荷物を置き、ショルダーバッグのチャックを開いた。
クロ「ぷはっ!……い、息が……く、苦しかった」
チャックが完全に開かないうち、凄まじい早さでクロの顔が飛び出してきた。
必死に酸素を求めて舌を出して荒い呼吸を繰り返している。
マミ「や、やっぱり、少し狭かったかしら」
クロ「狭い、暑い、苦しい。10分以上居るにゃしんどすぎるっつーの」
あの病室でマミが出した問題の解決方法とは、見ての通り、猫達をバッグの中に入れて運び出すというものであった。
当初、主にクロが既に膨れ上がったバッグを見て難色をしめていたがサイズ的にはなんら問題はないほむらとかぐらの賛成意見、多数決の原理においてクロは渋々バッグの中に潜りこんだのだったが。
案の定、窮屈な思いをすることになってしまった。
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