855:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/28(水) 20:40:28.79 ID:rzUHFQUDO
マミ「あ、あの子達は?」
あちー、あちーと言いながらクロは出てくるものの、他の二匹は中々出てこない。
まさか熱中症にでもかかったかと思い、マミは慌ててバッグの中を確認する。
ほむら『すー…』
かぐら『…むにゃ』
二匹は、カバンの中で丸まって眠っていた。
ふぅ、と小さく、マミは安堵の息を吐く。
大丈夫だと自分に言い聞かせてもこういう事をする時は多少不安になるものである。
特に、マミに関しては過去の事があるから尚更敏感だ。
クロ「よく寝れるよな。まったく」
マミ「……クロ?」
カバンを覗き込んだマミの後ろから突然顔を出したクロに彼女は思わず驚きの声を上げてしまう。
そんな彼女をいぶかしるようにクロは眉をひそめた。
クロ「なんだよ」
マミ「な、なんでもないの……。ちょっと思い出しただけだから」
なんでもないと首を振りながら答えた後に付け加えられた言葉は、彼女にとっては呟きだったのかもしれないがクロには、はっきりと聞こえていた。
クロ(思い出した、ねぇ)
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