870:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/11/30(金) 00:34:04.42 ID:PUuvmdWDO
クロ「マミ、お前は行くなよ」
ふいにかけられた言葉は、あまりに優しい響きを持っており、マミは思わず返事をなくしてしまった。
だが、変わりにどうしても、どうしても聞いてみたかった。
マミ「あなたは、どこに立っているの?」
クロの言うこちら側とはなんなのだろう。
彼は、自分とは違う世界の住人で、そしてもっと根本的に『違う』種類の、遠い、遠い存在なのではないか。
もし、そうなら、あまりに哀しいとマミは思っていた。
クロはその言葉にニヤリと笑って答えた。
クロ「オイラはどこにでもいってやるぜ?楽しい方向ならな」
街を『少女』は疾走していた。
風を切り、人の隙間を縫うように。
手には、パンを握りめており赤毛がスキップをしているように跳ねている。
少女は、笑っていた。
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