884:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/03(月) 20:30:05.05 ID:Kce100gDO
────見滝原中学
学校生活の連続的惰性──もっと単純に言って『ダルさ』───については、もはや言わずもながだろう。
それとなく真面目に席につき、それとなく真面目にペンを握り、それとなく真面目に先生の話を聞きながら、それとなくまどかは思っていた。
今は、四時限目の授業の真っ最中。
朝は自分を降った男に対する罵詈雑言に対し、生徒に同意を求めるという暴挙に出ていた早乙女先生は落ち着いたのか、はたまた仕事に私情は持ち込まないのか、現在は真面目に授業をしている。
まどか(お昼……まだかな)
決して、不真面目なタイプではないと自負するまどかであるが、それでも勉強が大好きではない、あくまでも普通の人間だ。
できれば授業が早く終わってほしいし、学校も早く終わってほしいというまだ若い学生らしい感性も持ち合わせている。
特に、今日は少しでも早く家に帰りたい。
マミの退院祝いの準備がまだすんでいないのだ。
まどか(さやかちゃんも誘ったから、忙しくなるかも)
そういえば、さやかは三限の授業中に登校してきたが、妙にイライラしたのは何故だろう。
恐らくは病院に行っていたはずだが、そこで何かあったのだろうか。
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