886:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/03(月) 23:06:22.91 ID:Kce100gDO
まどか「うー、やっとひと段落だよ」
軽く背筋を反らして伸びをする。
できれば両手まで伸ばしてみたいが流石に恥ずかしい。
ずっと同じ姿勢でいるというのは、味気なくとんでもない苦痛である。
まどか(……それにしても、喉渇いたな)
授業中はずっと席についたままだし、それなりに緊張していたため我慢はできていたが、授業が終われば我慢する道理はない。
そういえば、学校の自販機が新商品を仕入れたと話に聞いた。
まどか(じゃ、今日はそれでいいかな)
目的の地、目的の物を定めて、教室から廊下に出て、階段に向かう。
自販機がある場所は一階だ。
その途中、さやかにも何が欲しいか聞いた方が良かったかと思ったものの、あれだけ謎の苛立ちを抱えていた彼女に話し掛ける勇気はあろうはずもない。
まどかは構わず歩みを進める事にした。
まどか「……うっ、うーん」
階段の踊り場まで降りようとすると目の前の窓から光が射してきた。
長時間、ノートと黒板ばかりを見てきたからだろうか。
飛び込んできた日の光で少し目が痛かった。
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