9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/08/18(土) 21:31:41.57 ID:9YbsFwGDO
あん?と振り向いた先には、制服を着た金髪の少女が唖然とした顔でこっちを見ている。
付いた肉から想像するに高校生だろう。
「日本語ってことは、言葉は通じるな。おい、お前ここはどこだ?」
金髪の少女「しゃべった!?しかも、黒猫がっ!!何、なんなの闇の使いなの!これ以上私に契約しろというの?!」
唖然としていた少女が、今度は興奮した様子でこちらに詰め寄ってきた。
「はぁ?」
そして、目にも止まらぬ早さで少女は黒猫を捕まえたかと思うと一目散に駆けていった。
ソレカラソレカラ
少女の家にて
金髪の少女「なにかしら、さっきの昭和のアニメテイストの繋ぎは。うP主の趣味?」
「やめろ、初投降のSSでメタネタなんて面白くもなんともない。」
そんな風に一見和やかに、会話をしている一人と一匹ではあるが、よく見ると少女の頭には大きなたんこぶができている。
「落ち着いたか?」
金髪の少女「えぇ、さっきは取り乱してしまったわ。ごめんなさいね、カイン。」
「恥ずかしい名前を付けるな。クロだ、クロ。」
「でも、あなただって酷いじゃない。いきなり頭を殴るなんて、なにあれ鉄アレイで打たれたと思ったわよ。クロード。」
「クロだ、更にハズイわ。それより煎餅はないのか?」
「残念だけど、ないのよ。クッキーはお嫌い?キッド。」
「ク・ロだ。頭に直接叩き込まれたいか。」
と、そこにきてクロは少女の額にガトリングのような銃を突き付けた。
その様子に慌てたのか、少女はクロに謝罪した。
「ご、ごめんなさい。しゃべる黒猫が私の前に現れるなんて、こんな不思議な事が二度も起こるなんて信じられなかったから。」
恥ずかしそうに、申し訳なさそうに顔を少しだけ伏せた少女───名を巴マミ
と言う。
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