過去ログ - クロ「魔法少女?」
1- 20
915:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/12/13(木) 23:16:00.75 ID:XgwJ6scDO
二人はまたも顔を見合わせて頷きあうと、ドアノブに目をやった。
まどかはゆっくりと、ノブに手を置くとそっと深呼吸をした。
この時、彼女の胸の中にあった思いは、恐怖と緊張と、それを覆い隠すばかりの猛りであった。


怖い、確かに怖いが、彼女の頭には『たかが人間だろう』という考えがあった。
様々な化け物の襲来にあったのだ。
今さら人間など、恐れる程ではない。


そんな、荒唐無稽とも呼べる考えである。


さやかを見ると、彼女はソウルジェムを握りしめていた。
もしもの場合はきっと、彼女は変身という行動に出るつもりだろう。
めぼしい武器に心当たりのないまどかは、取り敢えず手に持った学生カバンを握りしめた。


まどか「……いち、にの、さんで開けるよ」


ポソッと、半分は口の動きだけでまどかはさやかに告げた。
さやかもまた、首だけで了解とする。


まどか「いち、にの、さんッ!!」


さやかの了解を見たその時には、まどかの心は決まっていたらしく、合図と共に、まどかは勢い良く扉を開きカバンを振り上げながら飛び込んで行った。
さやかもまた、その後に続いていく。


まどか「くせものー!!……………って、あれ?」


さやか「ど、どうした!?まどかッ!!」


果たして、確かにリビングの中に、普段であればあり得ない人物がそこにいた。
突然、飛び込んできたまどか達に驚き、目を丸くしながら呆然としている。


しかし、まどか達もまた、そこにいた人物に驚きを隠せない。
部屋に入る前に膨らませていた勇気が音を立てて抜けていった。


まどか「……マ、マミさん?」


マミ「はれ?」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/761.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice