930:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/12/17(月) 21:18:05.73 ID:Yd4hu9yDO
クロ「むぎゅ!?」
それは突然の出来事だった。
いつものクロならばそんな唐突な事態にも対応できたかもしれない。
だがしかし、『それ』はあまりに不意討ちで、騙し討ちに近かった。
まどかは、クロを抱き寄せ、自らの胸元に思いっきり押しつけたのだ。
まどか「ほら!あるでしょ!?ないはずがないよ!ほらほら!」
端見ればそんなバカな、他にもやりようはいくらでもあるだろうと突っ込みが入りかねない。
実際には、本当にその通りなのだが、今のまどかには耳には入らないだろう。
怒りか、はたまた羞恥か、顔を真っ赤にして目を回しながら、それでも彼女はクロを離そうとしない。
クロ「この、離せ!」
顔を上に向けて辛うじて喋れるようにする。
だが、その必死の言葉も今のまどかには届かないようだ。
クロ(……よし、やるか)
打つ手なし、と即決したクロが拳を固めた。
その時だった。
「こほん」
クロ・まどか「!?」
1002Res/761.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。