過去ログ - 女「ちょwww私の脊髄とるのwwwwwやめwwww痛いwwww」
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16:『コペイン』 ◆k6VgDYkyGI[saga]
2012/08/19(日) 02:21:35.21 ID:+rsVUWK9o
今度は誰の足元に、その闇から流れて来た真っ赤な血が辿りつくのか、
一部の仮想空間の住民の関心はそこへ流れ、また別の人間は犯人像をプロファイルし、
さらに他の名無しは殺人犯を崇めたり或いは貶めたりし、
ついで意味不明な言葉を綴る者がおり、ほんの数人が犯人らしき男を目撃したと言って、
ひとり自分が犯人だと主張する羊がいる。

それらニュースやニュースに関係すると思われる情報を網羅し終えると、
ぼくは静かに椅子から立ち上がりまだ意識の管轄外にある足をどうにか動かして
部屋を横切り本棚に向かい、その上に無造作に置かれた家庭科の裁縫セットを開けて、
中から裁縫針と黒い糸を取り出す。

ぼくは再び静かに、時折フリーズしつつ椅子に戻り腰を下ろすと、
机の三番目の抽斗《ひきだし》から百円ライターを取り出して裁縫針を焼いて滅菌し
針穴に糸を通して、手で確認しながら頭の破れた箇所を覚束ない手使いでじぐざぐに縫う。

そして、ようやく自分を縫い終えると玉止めをして余計な糸を鋏で切り、
比較的奇麗なタオルを傷口に強く当て続ける。すると、ぼくの耳の裏から顎の端を通って
パジャマをじわりじわりずっと黒く濁していた水漏れが止む。


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