過去ログ - 女「ちょwww私の脊髄とるのwwwwwやめwwww痛いwwww」
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『コペイン』
◆k6VgDYkyGI
[saga]
2012/08/19(日) 02:37:12.21 ID:+rsVUWK9o
ぼくはトーストに目玉焼きを挟むと、キッチンで立ったまま思うがままにむしゃぶりついて
口内を旨味でいっぱいにしたところで、まだ熱の引かないフライパンを手に取って、
千裕の元へ行き樹幹部に歩きながらそれを高く振り上げて思いきり振り下ろす。
ぎゅっという、何かが潰れる音がして不協和音が止み静寂が訪れたのと、
ぼくが料理を嚥下するタイミングがぴたり重なる。
ぼくはもうもうと立ち篭める白煙を排出するために換気扇を回してから、
シンクに投げ捨てたコップを取り出すともう一度喉に水を流し込んで食道の残滓を洗い流し、
床にコップを叩き付ける。音も無く散らばった硝子の欠片から最も大きい物を掴み、
ぼくはYシャツを脱いでから再び千裕の元に向かう。
携帯用ガスコンロの火を止め、ぼくは針金の巻き付ていない方の役枝の、樹幹に最も近い部分に
Yシャツを巻き付け強く縛り、少し待ってから、硝子片を枝元に突き立てそのまま枝先に向かって
樹皮を一気に切り裂くと、叫喚を喉奧から吐き上げるかのように千裕全体がざわざわと揺れる。
樹液が樹皮からどろどろと這い出し、鼻水と涙と汗、凡そその体から排出可能な全てを自ら
絞り尽くさんとするが如く、皐月は泣き、吐き、漏らし、垂らし、流す。
生き物の本質の姿のひとつを目の当たりにしてぼくは嘯風弄月《かぜにうそぶきつきをもてあそぶ》。
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